川崎総合法律事務所

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新年を迎えるにあたってのちょっとした決意

 
菊池 博愛 (弁護士)

 当事務所には10月から種村弁護士が入所し,弁護士6名の体制となりました。 私が登録したときは高柳弁護士,本田弁護士との3名体制でしたが,この4年間で一気に2倍に増えたことになります。

 当事務所の特徴は各弁護士が思い思いに仕事ができる自由がある点にあると思います。 私もやりたいように仕事をさせて頂いており,弁護士登録当初はクレジット・サラ金関係の仕事を多くやっておりましたが,最近は少しずつ他の分野に進出しております。

 私が昨年はじめてやった事件の中に医療過誤事件の証拠保全(病院からカルテ等の医療記録を強制的に入手する手続)があります。

 医療過誤事件はまだやり始めたばかりで,所属している神奈川医療弁護団からの配点事件をやっているだけですが,今までに5件程度の事件が配点され,はじめて証拠保全に至りました。 それまでの事件は相談者の言い分も分かるが医師の行為に違法性はないと判断されるものなどで,なかなか裁判所が証拠保全の決定まで出してくれる見込みのないものでした。

 医療過誤事件の難しさは,ある程度医療の専門的知識が必要なこと,証拠のほとんどが医療機関に持たれてしまって患者側の手持ち証拠が少ないこと,医療行為には広範な裁量が認められていてよっぽどのことがない限り違法とは評価できないことなどにあると思います。

 この分野は最近こそ使命感を持って仕事にあたっている弁護士も増えてきましたが,つい20年くらい前まではなかなか患者側の代理人としてやれる弁護士も少なかったと聞いております。

 私は先人が切り開いた道を使わせて頂いている身にすぎず,いつも先人の偉大さを痛感しております。

 私もいつかは切り開く側になりたいと思っています。

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